みんコロラボ 〜みんな、新型コロナ対策どうしてる?〜

陽性者・クラスタ―対応

新型コロナの陽性者が発生して対応した事業所の経験と教訓を、施設長・管理者や現場職員にお聞きしました(22事例)。公開情報を整理した4事例とあわせ、順次公開します。(現在 3/26事例 公開)

でぃぐにてぃ新宿(訪問介護)

要約

東京都新宿区の訪問介護事業所(職員数16人)で、利用者でもある代表が感染し、出勤があった14人の職員のPCR検査陰性を確認したものの、8人が濃厚接触者に該当したことから、2週間は原則休業となった(代行訪問や家族対応が難しかった一部は代表と接触していないヘルパー1人が訪問を継続)。

陽性者(代表)への訪問は発症以降停止し、入院まで家族対応となったが、退院日の夜から再開。この経験を経て、発症~PCR検査結果待ちの間、また濃厚接触/陽性(独居の場合)となった場合にも、必要に応じてPPE着用で訪問を継続するよう方針を切り替えた。実務的にも精神的にも要となる存在であった代表の感染は、管理者を含む職員にとって困難な経験だったが、コアメンバーの緊密な連携と振り返り、オンラインでの職員会議やアンケート、これに基づく社内SNSでの情報共有・発信、職員による再開準備グループの組成等を通じてのりきり、結果的に組織の成長につなげることができた。

拠点A(サービス付き高齢者向け住宅等)

要約

サ高住入居者の発熱に始まり、入居者・併設の通所利用者・職員14人が陽性となった。出勤可能な職員が大幅に減り、管理者もホテル療養となるなか、陽性者の施設内療養を迫られた。

当初勤務継続できた職員が4人となり、医師の指示を実行できる看護師も足りず、法人内の別事業所から順次応援職員が来て、陽性者への対応と非感染者へのケアが徐々に行えるようになる。拠点が離れていて通常は顔を合わせることがないメンバーで、声を掛け合って状況を立て直した。

通所再開前の職員ミーティングが拠点Aの職員の職場復帰の後押しとなり、応援に入った職員は、法人内の各拠点で経験からの学びの実践・共有に努めている。

松戸陽だまり館(特別養護老人ホーム等)

要約

特養職員の発症から職員3人・入居者2人の陽性者が出て、約1ヶ月にわたり併設の通所及び配食サービスを休止したものの、陽性者以外の職員の業務離脱はなく、入居者へのケア内容の大きな変更は不要だった。

2020年春に別拠点の職員が濃厚接触者となった経験から、法人として行動指針や陽性者発生時の対応リスト、情報共有のガイドラインを定めるなど十分な感染対策・有事の備えがなされており、保健所が濃厚接触者の職員も勤務継続してよいとみなした。

陽性となった職員が担当していた2ユニットをレッドゾーンとして感染拡大防止に努め、行政に働きかけて職員・入居者全員のPCR検査を公費で実施できたことも安心に寄与した。

感染対応の経験を経て、職員/入居者等の体調不良の情報を早くつかむ工夫、嘱託医との陽性者発生時の対応に関する確認の徹底等がはかられている。

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